近年、再び人気が高まっているアウトドアレジャー。日本オートキャンプ協会の発表では、2013年からキャンプ人口は毎年、増加傾向にあるといいます。
しかし、キャンプ人口が増える一方である問題も・・・
今回は最近話題のキャンプでの問題を見てみましょう。
Twitterで「みなさまお願いします・・・」
2020年11月1日、りょーきゃん(@r_camping_photo)さんがツイートした投稿が反響を呼びました。
投稿されたのは、キャンプ場らしき敷地に放置された炭の写真。焚火やバーベキューなど、アウトドアレジャーには欠かせないアイテムの1つです。
写真には、投稿者さんからのメッセージもつづられていました。
今回、あまりにも目立つ捨てられ方をしてたのでその分は自分が拾って帰りました。
環境破壊の側面だけでなく、
使えるキャンプ場が減る
他のキャンパーが不快な思いをする
そんな可能性もあります心当たりがある方
次から気をつけてキャンプしていただければと思います。#キャンプ #炭— りょーきゃん【新潟キャンパー】 (@r_camping_photo) November 1, 2020
実際の写真を見てみましょう。
「炭は自然にはかえらない」
そう注意喚起する投稿者さんは、続けて炭を放置してはいけない理由についても説明しています。
【まとめ】
①思ったより熱を持ち続ける炭は危険②炭は自然に分解されにくいので景観破壊につながる
③私たちがキャンプ後に出す炭は、肥料で使われているものとは別物
④広い意味では環境破壊ではないかもしれないが、キャンプ場を整備してる人からしたらゴミと同じ
— りょーきゃん【新潟キャンパー】 (@r_camping_photo) November 3, 2020
木材から作られているためか、放置していてもそのまま土にかえると思われがちな炭。投稿者さんの注意関係に対して「知らなかった」というコメントも散見されます。
「キャンプをしたことがないので知りませんでした。炭は土をかぶせればいいのかと思ってました」
「最近バーベキューをして、知人が「炭は土にかえるからその辺に捨ててと」いわれたので、捨ててしまいました。無知は罪。情報をありがとうございます」
「自宅のバーベキューで使った炭は、砕いて灰と一緒に土に入れます。砕いた炭は土にかえりませんが、気孔が多いので、土壌改良に役立ちます」
「自分も最初は知らなかった」と明かした投稿者さん。だからこそ、今回の注意喚起をきっかけに「キャンプマナーを考え直すいい機会になればと思います」とも語ります。
アウトドアレジャーは、2020年現在、新型コロナウイルス感染症の影響か、感染リスクが低い屋外でのレジャーとして再び注目を集めています。
今後もアウトドアレジャー人口が増える可能性があるからこそ、こうしたマナーは覚えておきたいもの。
より多くの人に知られることで、誰もが楽しく、そして心地よく過ごせる環境づくりに一歩近付くはずです。