みなさん突然ですがこのマークのついたタグをご存知ですか?
通勤途中の駅やバス停、また通りすがりにカバンについているのを見かけたことはあるけど、マークがあるだけで何かはよくわからないという方も中にはいるのではないでしょうか。
ヘルプマークとは一体なんなのか?
このマークはヘルプマークと呼ばれ、義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができ、援助を得やすくすることを目的に、東京都福祉保健局が作成したマークです。
ただ、マークがあるだけではいざという時、どう助けていいのかわからないのではと思うかもしれませんが、実はマークの裏面がその役割を果たしているのです。
ヘルプマークを見た時の対処方法
強いめまいや難聴、耳鳴りなどの発作が起きる「メニエール病」を患う、髙原 梓さん(@azujackie)もヘルプマークを利用している一人。先日、【拡散希望】とコメントをつけTwitterにあるエピソードを投稿しました。
【拡散希望】
今日13時頃、新大久保駅で気分が悪くなりうずくまっていたところ、女性の方が声をかけて下さり助かりました。
持病のことは周りの友人にもあまり話していなかったので、呟くつもりはなかったのですが、めまいと気持ち悪さで話すことができなかったので、どうしてもお礼がしたいです
続く pic.twitter.com/mP2EF9qPrd— 髙原 梓 (@azujackie) November 1, 2020
ヘルプマークに気づいて周りの方に
伝えてくださり、駅員さんがくるまでずっと背中をさすってくださって、とても安心しました。お水を買ってくれた方、他にも声をかけてくれた方、本当にありがとうございました。— 髙原 梓 (@azujackie) November 1, 2020
駅でメニエール病の発作が出てしまいうずくまっていた髙原さんでしたが、持っていたヘルプマークの裏面を見た見知らぬ通行人の女性が彼女を介抱してくれたのです。
ヘルプマークはプラスとハートのマークがついた面しか普段目にすることがありませんが、裏面には細かい対処法や万が一の際の連絡先が記載できるメモを貼り付けられるようになっています。そうすることで、それぞれの体調に合わせ対処することができるようになっているのです。
もう関東行った時にもらった
ヘルプマークがぼろぼろで書いてる内容が全くみえなくなってしまったので
新しく地元の市役所でヘルプマークを発行してもらいました!#ヘルプマーク pic.twitter.com/W15f3mZzhL— みーちゃん@三波家だった人【🐒🌻👹】 (@MiNaMi_enka) July 16, 2020
高原さんの温まるエピソードにみんなの反応は?
当時気持ち悪さとめまいで話すことができなかった髙原さんですが、周囲の方々の温かい行動にどうしてもお礼が言いたく、Twitterにこのエピソードを投稿したそうです。
この話に、リプ欄には同様に同じ病気を患っている方やヘルプマークを使用いている人、またこのマークの存在を知らなかったという方々から多数反響が寄せられています。
症状の事を教えて下さりありがとうございました!
このメモを携帯されてたら判りやすいですね。身近で遭遇した場合、自分も力になってあげたいな!と思いました。
対処法、勉強になりました!
(返信アクション不要です🙇♂️)— ゆうApple🍎 (@appleamazonlove) November 4, 2020
あなたのお陰でヘルプマークの存在やヘルプマークをつけようと思えました✨
私もあなたに救われました。
ありがとうございます✨
ヘルプマークへの書き方
同じような書き方を真似させて下さい🙏— 🧡ひい🧡 (@esB4q5uANWWpJGk) November 9, 2020
今晩は初めまして
ヘルプマーク気づいてくれる人がいて良かったですね‼️
今日職場の男の子がこのヘルプマークをリュックに下げていて
裏に症状など書いてあることなど初めて知りました☺️
まだまだ知らない人いると思います
このマークの意味を知ってほしいですね‼️気をつけてお過ごし下さい。— jiji126🍀🌈💖🏝️ (@jj_126204_jj) November 4, 2020
ヘルプマークの裏面の使い方ですが、髙原さんのように的確な対処法もあれば病院の連絡先など記載している方、また個人情報のため普段はあまり見られたくないという情報はこのようにマスキングテープで隠すという方法も。
スッキリでヘルプマーク、ヘルプカードをつけていた方の救護のお話がありましたね。私のヘルプカードはマスキングテープで緊急連絡先を保護しています✨ pic.twitter.com/91rs8gzmop
— mina (@mina24083016) November 3, 2020
ヘルプマークが発行されたのはいつ?
ヘルプマークは8年前に東京都福祉保健局が作成したものですが、現在は全国44の都道府県で配布されています。
しかし全国的に普及しているヘルプマークですが、認知度はまだまだ低いのが現状。そのためヘルプマークをつけていたにも関わらず、優先席に座ったことを若いからという見た目だけの理由で咎められたり、ヘルプマークの裏面をみて暴言を吐かれたりなど、辛い思いをしてしまった人もいるようです。
ヘルプマークの存在と、その使い方を一人でも多くの人に知ってもらい、助け合える社会でありたいものです。
また、ヘルプマークの配布については各自治体によって違ってくるためお住まいの自治体に確認をするかこちらをご覧ください。