小学校に良く見かけるペット小屋。そしてこちらも良く見かけるウサギ。
そのウサギが最近小学校から減少しています。
その原因はいったいなぜ!?
また、小学校にはなぜウサギがいるのか?猫や犬、他の動物ではダメなのか?
今回はウサギが小学校から減少している原因や、なぜウサギが小学校にいるのかを解説していきます。
小学校から減少するウサギ!
最近小学校でウサギやニワトリの飼育を減少していく学校が増えてきています。
産経新聞によると、
命をつなぐための世話に休日はなく、夏休みや正月などの長期休業中も、教員がボランティアでエサやりや掃除などを行うことが負担になっていた。一方、飼育によって子供たちの心の成長が促されるという調査結果もあり、各地で試行錯誤が続いている。
出典元:Yahoo
昔はどこの学校にもいたウサギやニワトリでしたが、今年から脅威を奮っている新型コロナウイルスの影響で教員達が対応することが多くまた、最近までは休校もありその場合に子供に世話を任せるわけにはいかないとのことです。
今まで身近にあった小学校での飼育作業もコロナ禍の影響で徐々に縮小させてきている学校が増えてきています。
個人的には今の時代飼育をして三密になる状況をわざわざ作るよりは、一時的に廃止にするべきかなとは考えます。
飼育に対しての以外なコメント
そんな中記事を見た方のコメントで意外な言葉を多く見かけました。
「言われたから世話をする」「係の子がやってくれる」程度が関の山で、愛着をもって大事にする子は限られているような。
生き物の大切さは家庭で教えてあげたほうがいいのでは。
みたいな親任せ・他人任せを助長させてる気がするんですよね
気が向いた時だけ一方的に可愛がって飽きたらぽいっを地で行き過ぎている気がする
広くはないウサギ小屋にウサギが最大15匹ほどひしめいていました。
ケンカが絶えず、いつもお腹を空かせていて、自宅からキャベツや野菜をこっそり持って行ったりしました。予算がないからと、飼育環境の改善も、ケガをした子を動物病院に連れて行くこともできませんでした。それなら、自宅で飼える人に譲るべきだと訴えても、それもダメ、の一点張り。生き物の命を預かっておきながらなんて無責任なのだろう、と悔しく悲しい気持ちになったのを覚えています。
こちらを見ていただくとお分かりかと思いますが、コロナ禍と言う状況を見てもコメントは「飼育する環境」や「飼育する責任」の部分でのコメントが多く見られました。
結局飼育する先生もさせられている生徒も、あまり意図を理解していなのではないでしょうか?
そもそもなぜ昔から小学校には飼育古屋があり、ウサギやニワトリの飼育をするようになったのか?
小学校で飼育を始めたのはなぜ?
そもそも小学校で飼育が始まった時期はいつなのか?
調べてみると、「東京未来大学研究紀要」では
昭和5~6年から動物飼育が始まった
事がキッカケになっています。
もともと小学校初等部理科の「飼育記録の理念と実践記録」を目的として始まった事がスタートとされていました。
こちらは当時の「兎のせわ」と書かれている飼育資料です。
小学校の飼育はウサギやニワトリなのはなぜ?
そもそもなぜウサギやニワトリが小学校の飼育で飼われているのか?
疑問に思った方も少なからずいるのではないでしょうか?
犬や猫ではダメだったのか?
Yahoo知恵袋でも昔いろいろな書き込みがありました。
これはれっきとした回答があり、文部科学省「学校における望ましい動物飼育のあり方」に記載されており、
小動物:ウサギ、モルモット、ハムスター、ニワトリやチャボと明記
飼育例:ウサギの場合は声帯がなく鳴けないので、鳴き声で飼育環境上の問題や授業の妨げが起こる心配がありません。万が一、噛まれた時のケガや感染という観点でも犬や猫よりリスクが小さいことも考慮されています。なぜなら、犬や猫による人への噛み付き事故は実際に亡くなっている死亡例や飼い主・家族に対する事故が存在しているからです。
出典元:SOCIALWIRE
と言う理念の元飼育がスタートしていたそうです。
また、ニワトリはどうしてなのか?
これは口コミによる回答になりますが、
これが事実だと、昭和初期の頃は戦争などもあった為平気で食肉用としていたのかもしれませんね・・・
現在の文部科学省の「学校における望ましい動物飼育のあり方」の中に「ニワトリ」の文言が記載されているので、その名残で飼育しているのかもしれせんね。
まとめ
今回は小学校の飼育について見てみました。
コロナ禍の影響で教員や生徒も三密の関係で動物をしっかり飼育できない状況が続くので、飼育小屋自体を減少傾向にさせていますが、コロナ禍でなくとも今後の飼育に関してはしっかり取り決めをしておかないといけないと思いますね。
結局動物も生き物なので、ただ「餌を与える」だけでは意味がないと思います。
コロナ禍で減少していく中で今後の飼育のあり方をしっかり検討して欲しいですね。