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電車に轢かれて手足3本失った男性。その後の人生が大きく自分を変えた…

人生が一夜にして変わった男性の生涯とは?

突然ですが、皆さんの身近に、手足を3本失った人はいるでしょうか?

おそらく、多くの人がノーと答えるでしょう。

テレビやネット記事で見たり読んだりしたことがあるけれど、実際そういった方がどのような人生を生きているか、ほとんどの人が知らないのではないでしょうか。

笑顔が素敵な男性山田さん!

笑顔が素敵なこの好青年が、今回の記事の主役です。

山田千紘(ちひろ)さん、1991年9月22日生まれ。

見ての通り、現在は右手と両足がありません。しかしもともと、このような状態だったわけではないのです。

完全な五体満足で、バレエを習うなど、活発な少年だったと言います。

ある日を境に人生が変わってしまった…

しかしある日、人生が永遠に変わってしまう出来事が。

それは、8年前の夜の出来事でした。

ケーブルテレビ局で、営業マンとして働いていた山田さん。就職したばかりで、成績は優秀でした。

しかし…会社の飲み会で、終電近くまで先輩に付き合い、その後東京都内の自宅に戻ろうとした時に、事件は起きました。

一体、何が起きたのでしょう?ひょっとすると、本人の口から聞いた方が、説得力があるかもしれません。

実際に動画をご覧ください!

泥酔し記憶を失い、目が覚めた山田さん、不思議なことに自宅ではなく病院のベッドの上で寝かされていました。
夢の中にいるかのような感覚で、利き手の右手で目を擦ろうとした時に、気がついたのです。
自分の右手がない。そして、両足もないということに。
警察から聞かされた話によると、山田さんは帰宅途中に電車で寝過ごし、終着駅で戻りの電車に乗ろうとして、ホームから線路に転落。そこに電車が突っ込み、病院に搬送されたとのことでした。
すぐにでも走り出せそうな感覚は確かにあるのに、そこに右手も両足も存在してはいませんでした。ベッドから立ち上がろうとして転落し、そこで現実を突きつけられたような気持ちになりました。
「俺の人生は、もう終わりだ」

絶望のどん底に突き落とされた山田さん、日々考えることと言えば、「どうやって死のうか」ということばかりだったと言います。
しかしそんな時でも、支えてくれたのは高校時代の友人でした。事故や怪我のことは一切触れず、いつもと変わらぬ様子で「元気そうじゃん」と声をかけ続けてくれたのです。
山田さんは、ふたたび社会に戻りたいという気持ちを強くし、義足で歩くリハビリに明け暮れ、運転免許も取得しました。障害者職業訓練校に入り、簿記やパソコン検定の資格も取得しました。
きっとまた、すぐに社会復帰できるに違いない。そんな希望を持っていた山田さん。しかし、現実は過酷でした。
求人は正社員でなかったり、基本給が低すぎて、とても生活していけるようなものではなかったのです。どんな時も「障害者」という枠の中でしか見てくれない…人生に絶望し、ふたたび自殺が頭の中をよぎりました。

兄からの1本の電話が人生の転機に!

そんな時、兄から一本の電話を受けたのです。
それは家族からの温かい励ましの言葉…ではありませんでした。
「お前、何考えてるんだ?いつも自分のことばかり考えて。ふざけるな」
兄からのそんな厳しい言葉を聞いた時、山田さんは自分の中で何かが変わるのを感じました。
自分のことばかりを考えるのではなく、家族や、支えてくれた人たちに恩返しをしたいと考えるようになったのです。
その後、IT企業に障害者枠で就職を掴んだ山田さん。品質保証や製品検査などに携わり、17年6月に航空会社の関連会社に転職。現在は 一般職として経理や企画を担当しているそうです。
しかし山田さんは、ただのサラリーマンではありません。

自分が事故にあった経緯や、手足を失った体験をSNSなどで発信するうちに、いつしか山田さんは、体の不自由な方たちや、その保護者の方々と交流を持つようになっていきました。

「自分の体験が、誰かの役に立ってくれたらいい」

そんな思いからYouTubeチャンネルも開設。電車に轢かれたYouTuberとしても活躍しているのです!

チャンネル開設から4ヶ月ほどで、登録者は約8万人に到達しました。
投稿する動画では自身の経験を語ったり、困難な時期をどう乗り越えたのか、さらには日常生活(義足での生活、料理、着替えなど…)を自分自身の口で紹介しています。
どの動画でも、語り口はいたって明るく、軽快です。
「ピンチはチャンス」…動画内でそう語る山田さん。山田さんは、人生は捉え方次第でいくらでも良くできると信じており、動画を見ている人にもそう感じ取ってもらいたいという気持ちで、今日も動画を上げ続けているのです。

まとめ

いかがでしたか?

山田さんと似たような境遇の方はもちろんのこと、そうでない人も、山田さんのポジティブなものの考え方に触れ、「救われたような気持ちになった」というようなコメントを残しています。

手足を失った当事者が、自らクリエイティビティを発揮して、どういった生活を送っているのかを積極的に配信できるのも、現代ならでは。山田さんは今日も、たくさんの人に笑顔を届けていくでしょう。