こんにちは。オグです。
退職するタイミングや時期って会社員である以上は常に考えてしまう永遠のテーマかなと思っています。
2020年からのコロナ影響で企業としても既定人員から減らす動きがまだまだ続いている現状です。
そこで退職時期一つで揉め事が起こるのか?また退職時期のおすすめなど紹介していきます。
退職時期でおすすめはあるのか?
一般的に退職をする場合、
退職予定日の遅くとも1ヵ月前には、直属の上司に退職の意思表示をする必要があります。 法律では2週間前でも良いとされていますが、さまざまな手続きや引き継ぎに時間がかかるので早めに伝えるのがベターです。
本来の法律ではこのように定めれられています。
しかし、ここで落とし穴が・・・「退職に関しての就業規則が決まっている場合はそれに準ずる」形となってしまいます。
例えば、
就業規則で「退職意思は3ヵ月前に伝える」と決まっている会社であれば、就業規則通り3ヶ月前に上司に意思表示する必要があります。
ここは結構知らない人も多い為気をつけておきましょう。
時期のおすすめはあるのか!?
雇用者の立場で見ると、
①ボーナスの支給がある時(有給消化中が支給日でもボーナスの支給有り)
②3月末での退職
③退職金をもらえる時期を逆算して退職する
が時期で言うおすすめの月だと思われます。
①のボーナス支給に関しては、支給される6月(7月)または12月にかかるように有給を消化させるタイミングが退職するタイミングとなります。もちろん有給消化中の支給日でも出勤扱いになっているのでボーナスの支給は有ります。
②の3月末退職に関しては、4月入社の求人企業数が年の中で一番多く、目当ての求人が見つかりやすい為です。
③の退職金のもらえる時期としては、その企業の就業規則に記載されている事が多く、事前に調べておくと良いです。(記載としては「退職して○ヶ月後の給与支給日に支給する」などの記載が多い)
考え方としては
自分が今度行動する時に「準備金」として必要になる時期に合わせて退職する。
これらのタイミングが退職する時期としてはベストと言えます。
退職時期は交渉に失敗しない方法とは?
退職する交渉とは、大きく分けて3つあると言われています。
①時期の交渉
②退職を受け入れてもらうための交渉
③退職日や有給消化を含めた交渉
基本的にはこれらの3つの交渉が上手くいくとスムーズに退職する事が出来ると言われています。
1:時期の交渉
こちらは、最初の項目で記載した通り、通常は1ヶ月前には上司に報告した方が良いです。ただ、上司の性格や自分が今行っているプロジェクトなどがあれば、タイミングが良い時期を逆算して2ヶ月前や3ヶ月前でも十分交渉する余地はあるかと思われます。
2:退職を受け入れてもらうための交渉
ある程度の時期が決まると、本格的な退職に対しての交渉が行われます。
何故1の「時期の交渉」時に退職を受け入れてもらう交渉と同時にしないか?
必ず一度は上司が退職を止める為
です。(中には止めない上司もいますが、基本は退職する人材の流出を避ける為止めに入ります)
しっかりと1の「時期の交渉」段階である程度の退職希望を伝えておかないと、退職を受け入れてもらう交渉にスムーズに入れなくなる可能性があります。
そうなると、先に見えているものは「泥沼」です・・・
最初に退職の事を匂わしておく事が大切ですね。
3:退職日や有給消化を含めた交渉
ここまでくると後は細かな退職日の交渉に入ります
ここでのポイントは、
事前にしっかり有給の残日数を確認しておくこと!
有給の残日数を確認した後に、有給を消化した後の退職日まで上司に伝えましょう。
退職で得をするタイミングとは?
すごく「得」をすると言うほどものではありませんが、知っておくと便利な知識を紹介します。
■年末調整後に退職すると年末調整は前会社が請け負ってくれる場合がある。
■失業保険の申請が出来る。
■会社都合での退職の場合退職金が変わる場合がある。また失業保険の受給日が早くなる。
年末調整に関しては12月に退職を考えている方は注意が必要です。年末調整自体はそもそも企業に所属していると企業が請け負ってくれる事になっていますが、12月に退職する場合は少し変わってきます。
理由としては、年末調整前に退職をしてしまうと、処理をするのが転職先の会社になり、それまで働いていた給与の源泉徴収票などを前企業に依頼して出してもらう必要があります。また転職先にもその旨伝え前所属した企業の源泉徴収票を提出し処理をしてもらわないと行けません。
失業保険に関しては、大きく分けて雇用保険の掛けた年げつに寄って受給額が変動します。転職を何度も行っていたとしても、切れ目なく雇用保険を掛けていた場合は満額の支給を得る事が可能になりますが、受給日だけは条件に寄って異なります。
それは、「会社都合の退職」か「自己都合退職」か違いで受給日が変わってきます。
会社都合の場合は早ければ退職した翌月には受給がもらえるケースもありますが、自己都合退職だと基本は退職してから3ヶ月後となります。
事前に退職する前にしっかり情報を入れてから退職する事をおすすめします。
退職時の挨拶の順番は?
退職する場合、お世話になった方や周りの方々へ挨拶を行う必要があります。これは社会人としては常識の範囲となりますので、しっかりと行いましょう。
それでは挨拶をすべき相手としては、
①自社の他部署が第一優先
②自社の所属する部署の上司
③自社の所属する部署の先輩や同僚・後輩
④取引先
順番としては上記の順番にする事がマナーと言えます。取引先は必ず最後にしましょう。また所属部署を先にしてしまうケースが多いですが、まずは他部署への挨拶がベターと思います。理由は、所属部署へ先に通達するとその後の仕事が少し気まずくなるケースもあるので、所属部署は最後にした方が良いと思われます。ただ、他部署と所属部署の優先順位はない為、所属部署を先に通達しても問題はありません。
気をつけるポイントは、
相手の時間を割いてしまう為、早く挨拶を済ませる事!
結構自分本位で考えがちになりますが、挨拶するタイミングの時、相手は仕事中が大半です。必ず迷惑を掛けないようにしましょう。
退職の状況次第で揉め事に発展!?
「退職」まで簡単に行くケースは結構少ない印象です。
中にはギリギリまで揉めて強引に退職するケースやなかなか退職できないケースも多くみられます。
そこで今回退職時に揉めやすい事例を紹介していきます。
①強引な企業からの引き留め
②自分の後任者がいなく退職できない
③繁忙時期に退職する場合
④企業との合意がないまま退職を進めてしまう
こちらの4項目は比較的揉め事が起こりやすいケースとなっており、最悪退職を引き延ばされてずるずる退職できないケースもよく目にします。
1:強引な企業からの引き留め
退職で揉める理由の8割程度が「企業からの引き留め」です。
企業としては、せっかく育てた人材の流出を防ぐ為にいろんな手を使って引き留めを行ってきます。
僕自身が過去に所属していた職場では、普段滅多に合わない役員がその時だけ出てきて「考え直してくれないか?」みたいな事を1時間くらい言われた苦い思い出があります。。。
2:自分の後任者がいなく退職できない
こちらも6割くらいの方が経験した事があるかもしれませんが、社歴が経つにつれ自分と同等の人材の後釜がいない場合が多いです。
ただでさえコロナ禍と言われている時代ですので後任はいないことの方が多いのではないでしょうか?
3:繁忙時期に退職する場合
退職自体は本人の自由ですが、揉める理由として企業側から見ると「忙しい繁忙期に退職とかふざけてるのか?」となり揉めるケースも見られます。
事前に交渉して繁忙期でも円満退職出来るようにしたいですね。
4:企業との合意がないまま退職を進めてしまう
これはパートやバイトに有りがちなお話ですが「責任がない」と言う関係で、次の日から突然こない。なんてこともあったりします。
社会人としての常識の範囲で絶対に無断で退職はやめましょう。
退職する前の相談は必要?
退職を考えている場合、誰かに相談したくなることはありますよね?
そこで相談はどう言った人にした方が良いのか?逆に相談したらダメなポイントを見てみましょう。
退職相談をしても良い場合
■職場以外の友人
■家族(恋人もOK)
■各県の労働局
■退職代行サービス
退職相談を控えた方が良い場合
■職場関係の人
■本気で退職を考えていない時の相談
共通点で言えることは、職場系の方には相談しない方がベターです。
職場だと状況など分かってもらえるかもしれませんが、どこで退職の話が漏れるか分からない事をするのは控えた方が賢明かと思われます。
その点家族など職場以外の方には相談してみた方が良いですね。また違った目線での判断をしてくれたり助言をもらえると精神的にも楽になります。
また人によっては家族にも相談できない「理由」があったりする事もあると思います。(会社でのいじめや人間関係など)そう言った時には、
会社側に非がある時は→労働局に相談でもOK
またどうしても退職を言い辛い場合は有料になりますが、退職代行サービスも最近はおすすめです。
退職を切り出しにくい場合は代行サービスがおすすめ
退職代行サービスとは何か?
退職代行サービスとは、依頼者の退職の意思を依頼者に代わって会社に伝え、退職を支援するサービスである。
自分の代わりに退職にかかる手間や交渉などを含め全て代行で行ってくれるサービスです。
最近では「人間関係の問題」や退職時の揉め事であった「企業からの引き留め」などで上手く退職ができない人が急増している世の中です。そこでこのようなサービスを利用してサクッと退職してします場合には有効かと思われます。
相談自体はどこの退職サービスも「無料」で行ってくれるので、気になる方は試してみるのも良いかもしれませんね。(※退職を依頼すると有料になる)
自分なりの感想
いかがでしたか?
今回は退職についての時期やタイミング、退職時の問題点など取り上げてみました。
せっかく優良な企業に転職が決まっても退職がなかなか進まないケースが最近多いのでよければ参考にしてみてください。