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転職先がブラックだった!?先に知っておきたいブラック企業の見分け方

忙しくしている男性

こんにちは。オグです。

この会社すごいブラックだ。。。なんてよく聞きますよね。

今回は転職する前に知っておいきたいブラック企業の見極めポイントと、現在ブラック企業で働いている方への対処方法などをお伝えしたいと思います。

ブラック企業は怖い・・・

暗い女性
出典元:freepik

ブラック企業で働いているとストレスや精神的苦痛など、心身ともに衰弱しやすくなります。

ストレス年代別割合
出典元:マイナビ/ストレス年代別割合

実際にこちらのグラフはマイナビで調査した結果となり、日本人の約6割はストレスを感じでいる状態となっています。

そしてその原因として「会社」と思われている方が7割と言われています。

仕事のストレスを感じるか調査
出典元:doda/仕事のストレスを感じるか調査

こちらのグラフは仕事でストレスを感じている方は?と言う調査で「感じている」以上の回答が7割以上あり先ほどの現状を物語っています。

では実際にストレスを抱えた方のコメントを見ると、

会社では徹夜は当たり前、もちろん残業代は出ず、疲労からか社員のムードが悪く、嫌みや陰口、いじめもありました。毎日死にたいと感じていました。 働かないなんて社会のゴミだと自分で思いますが、そう思いながらも働くのが怖くてどうしたらいいのかわかりません。

出典元:Yahoo

ストレスを感じ出すと、会社に出勤する事も苦痛に感じ出しなかなかその後の改善が難しくなってきます。

この様にならない為にも、早めに手を打たないといけませんね。

ブラック企業を見極めるには?

ストップする女性
出典元:freepik

企業を見るポイントとしては大きく分けて4つあります。

企業HPを確認する
求人情報を確認する
口コミサイトを見る
就職四季報を見る 

それぞれ解説していきます。

企業HPを確認する

今の時代HPを持つ事が当たり前の時代になっています。

そこでまず、HPが「ある」「ない」で判断してみましょう。

■HPが「ある」場合

HPがある企業はHPの更新頻度をみてみましょう。しっかり更新されている企業はそれだけ企業イメージも高めたい。と言う意識が強い会社です。

またコラムブログもHP内にある場合もありますので、会社として何をしているか。社会貢献しているか。など業務外の情報など確認してみましょう。

■HPがない場合

HPが無い企業に関しては(絶対では無いが)ちょっと危険な感じがします。

今の時代、取引先となる会社が企業HPをみて来社される。と言うことも多いです。そんな中でHPを作成していないのは単純に会社として資金が無いか。会社代表が頑固でHPの有用性を感じていないか。のどちらかだと思います。

しっかり注意して確認してみましょう。

(※ただ、起業して少しの会社や小規模の会社だと無い場合もあります。)

求人情報を確認する

紙を見る女性
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求人情報は意外にグレーです。

そこで求人情報の中で特にポイントになる箇所を見る様にしましょう。

■基本給の給与幅が多い・給与が他の同業種と比べて高すぎる。

給与は基本となってくると思いますが、ここで注意が必要なのは、給与幅がある場合、上限の金額はどの様にすれば支給してもらえるのか?と言うことです。

例えば、給与が18万〜22万の場合、どの様な方が22万の支給をしてもらえるのか?そこが明確に記載無いと怪しいです。理由が「経験者による」となっている場合はよほどの経験者でないと22万の支給はありません。間違いなく18万からのスタートと思った方が無難です。

また、同業他社と比べて基本給が高い場合は必ず他の会社ではしていない様なハードな業務があると思った方がいいです。会社は間違いなく他の同業他社の給与体系を参考に給与を設定します。その中で高い水準を出している場合は何かあると思った方がいいと思います。

■残業代が見込み残業

見込み残業を含んでいる企業は、「必ず残業が発生する」から見込みにしています。会社説明会や面接の時は「頑張れば定時で帰れますよ」と言う文言はいいますが、定時で帰れる環境なら見込みにしません。見込み○○時間を含む。となっている場合は○○時間分は残業があると思った方が賢明です。

見込み残業がある場合はちょっと注意が必要です。

■仕事内容の明記が少ない

給与の次に見るポイントだと思いますが、この仕事内容の記載が少ない企業は注意が必要です。企業は求職者に少しでも自社を見てもらってたくさんの応募者を獲得しようとしている時に仕事内容が少ない状態だと判断されにくいです。言い換えると詳しく書きすぎると応募が少なくなる。と言っている様なものです。

判断基準としては、求人内容の文章全体の内仕事内容の箇所が少ないと感じたら注意です。また入社した後に働き方が想像できないくらいの内容も注意が必要です。

■入社してからの働き方が記載されていない

こちらは逆にあればポイントアップと思います。

理由として、新入社員の働き方をしっかり明記する事によって社員を大切にしているのかな。と感じる為です。

なかなか記載している企業は無いと思いますが、もし記載されている企業があれば検討してもいいと思われます。

口コミサイトを見る

口コミしている女性
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最近はネットでたくさんの情報が手に入る世の中です。

口コミには「元社員」や「元幹部」だった方達がたくさん口コミを書いていたりします。良いことも悪いことも項目別に書いていたりしますので使わない手は無いです。

おすすめは「転職口コミサイトならOpenWork」「キャリコネ」が細かく口コミも書いていて便利です。(口コミを見る為に無料登録する必要あり)

ただ、口コミはあくまで個人の意見になる為完全に鵜呑みにせずに参考程度に捉えておきましょう。

就職四季報を見る

就活生なら一度は目にした事のある就職四季報ですが、

就職四季報とは「東洋経済新報社」がどの企業からも掲載料は一切もらわずに発行している企業情報誌です。

書店で購入する必要がありますが、こちらには「残業時間」「有給」「採用数」「業績」など細かな情報を見る事ができます。

この様に細かな情報を得ることのできる雑誌となり応募する動機や面接時の対応に有利だったりもします。

もしブラック企業と気付いたら

暗い部屋
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結論から言って

辞めるしか方法はありません。

ただ、まだ気落ちしない様にしましょう。

ブラック企業と気づかず「当たり前」の様に業務を続ける人も多くいます。

そこでどうしても会社を退職し辛い方向けの対処方法としては、

会社自体が風土を変える
・組合へ意見を出す

このどちらかが環境を変えるポイントになってきます。

会社自体が風土を変える

正直会社の風土を変えることは期待できません。可能性があるとすれば、創業してからまだ1年程の新設企業であれば従業員も少ない上に意見が通りやすい環境だとは思う為風土を変えるチャンスはあるかもしれません。

しかし会社創業○○年などの企業であれば難しいと思います。可能性があるとすれば自分自身が出世して幹部になり環境を自ら変えるしか方法は無いかと思います。

組合へ意見を出す

こちらは会社に「組合」があればまだ可能性としてはあります。

組合は会社と定期的に労使交渉を行っており、組合は従業員目線で会社の経営陣へ意見を提出します。経営陣は組合から提出された意見を協議し妥当であれば受理され改善されます。

改善までは早くて1年。長いと改善されないケースもある為こちらも可能性の範囲となります。

退職するためのコツ!

荷物をまとめている人
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やはりブラック企業と判断したら退職する事が一番早い方法かと思います。

方法としては2通りあり、

・退職を上司に直接言う
・退職代行を利用する

このどちらかで退職をする様にしましょう。

退職を上司に直接言う

オーソドックスな方法ですが、退職するにはこれしか方法はありません。

退職を事前に上司に報告し有給を取得して退職を行います。

ここでの注意するポイントとして、

・何を言われても退職をする旨言い続ける。
・先に退職届を作成しておく。
・有給の残日数を調べて完全に消化できる○月○日までで退職したいとはっきり伝える。
・ず1ヶ月以上前に上司に報告する。

これらをしっかり事前に行う事によって、退職時に揉めるリスクを少なくし退職できるかと思います。

退職代行を利用する

こちらは第三機関を用いる方法で、最近は退職代行サービスと言うものがあります。

簡単に言うと、

自分に変わって退職を代行で行ってくれるサービスです。

退職代行に相談自体は無料でできますが、実際にサービスを利用すると利用料として相場15000円〜30000円近く費用が発生します。

その代わり揉めることもなくすんなり希望した日時で退職する事が可能です。

どうしても自分で退職を言い辛い環境だった場合は利用してみてください。

ブラック企業の基準って何?

ここでブラック企業とは一体どう言った企業を指すのかみてみましょう。

まずブラック企業とは?

ブラック企業とは違法行為、不法行為、脱法行為などにより従業員に無給の残業・朝残業などの不当な労働を強制したりパワハラなど人権を踏みにじったり心身を傷つける行為を日常的に行っている企業もしくはそのような行為を行ってる社員を放置、黙認している企業のことである。

出典元:Wikipedia

この様に「違法行為」や「無給の残業」「パワハラ」などの人権を踏みにじった行為を日常的に行っている企業のことを指します。

自分の会社はブラックなのか?

そこで自分の体感でブラック企業と判断するのは早計かと思いますので、ブラック企業かどうかを調べるサイトなどがあります。

こちらの「笑うメディアクレイジー」ではアンケートを数問答える簡単な物になっており、簡易的に自分の会社がブラックかグレーかで判断してもらえるサービスとなっています。(もちろん無料)

ブラック企業かどうかは個人で判断するのではなく、法的に問題かあるかどうかで判断してみましょう。

次回転職時に伝えていいのか?

インタビュー風景
出典元:freepik

それでは次に転職する場合の面接時に面接官にブラック企業のことを伝えてもいいのか

結論から言うと、

違法行為だと話した方が良い

となります。

しかし、ここで注意しておくポイントは、

「転職理由」「退職理由」は異なると言う点です。

転職理由は、その会社に入りたい理由になるので、ネガティブな発言はせずにポジティブに発言しましょう。

また退職理由もブラック企業でした!と言ったネガティブに伝えるだけではなく、「前の会社は○○であったため、御社では□□のように働きたいと考えている。」と言ったポジティブ発言に変えて伝える様にしましょう。

あまり「今働いている会社はブラックなので・・・」と伝えてしまうと、面接官側から「この人は会社でやっていけるのだろうか?」と心配されてしまいます。

いくらブラック企業でも転職の面接時は気をつけて発言しましょう。

ポジティブに考える事

草原の中で手を広げる女性
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ブラック企業でもホワイト企業での個人が常にポジティブに考える必要があります。

よく「体は気から」と言われる様に気持ちの部分で落ち込んでいると何事も上手くいきにくいです。

ストレスを感じた時や会社の疲れなどある時はポジティブに考えて、「一回休もう!」と思えるくらいの気持ちで望んだ方が良いと言われています。

また、この様な定期的な休息を入れることで、面接の際に「休みの日は何していますか?」など聞かれた時も「○○してリラックスし気分転換しています」とはっきり答える事ができたりします。

自分なりの感想

いかがでしたか?

今回はブラック企業について解説しました。

もともと僕自身も昔小売業で働いたていたときに「この会社ブラック企業だ」と感じていました。しかし周りの助けもあったりと人間関係は良かったので結局長年務める事にはなりましたが、会社自体がブラック企業からの脱却は最終的にしませんでした。

皆様も少しでも納得いく会社で働けることを祈っています。

ABOUT ME
オグ
脱サラした元会社員のブロガーです。 組織に埋もれるのが嫌でフリーランスになりました。 趣味はゴルフと旅行です。